混合肌のメンズがスキンケアについて語る

スキンケアってさまざまな要素が複雑に絡み合いすぎて、なかなかこれだって言い切るのが難しい分野である。
そこで肌の荒れやすい僕が、多くの失敗からある程度安定するまでに学んだ要素をできるだけ汎用的にモデル化してまとめてみる。

前提

まずこの記事は基礎化粧品をどう選び、どう使うかにフォーカスする。
肌のコンディションを語るとき、個人的に以下の要素は欠かせない

  • 炭水化物(ご飯とか麺類、甘いもの)の摂取量を抑える
  • 7時間前後の睡眠時間(長すぎても短すぎても良くない)
  • 汗をかく有酸素運動
  • ・人と会って楽しく話す

しかし、この記事ではこれらの要素を無視して、肌を整える一要素として基礎化粧品にフォーカスする。

基本的な方針

まずは基本的なスキンケアの方針から。朝晩一日二回の洗顔をし、その後に化粧水と乳液をつけている。男としては丁寧な方だろう。
僕は皮脂の質が悪いっぽくて、目に入るとしみるし、皮脂が出た状態で放置すると肌が荒れるので1日2回の洗顔は必須だ。
とりあえず考えるべきことは、いかに水分と脂質の量を適切にコントロールするかだ。ここには3つの要素がある。

  • ・自分の体質と食事による基礎的な保持、分泌量
  • ・季節、空調で変動する湿度
  • ・基礎化粧品による除去、補填

季節、自分の体調の変化を察知しつつ、洗顔と保湿で最高のバランスを実現できる組み合わせを探すことになる。自分にあうものを選ぶのはもちろん、空調には気を使い、季節により基礎化粧品は変えよう。

基礎化粧品の探し方

アットコスメを使おう。評価上位予算に合うものを選べばいい。ここでのポイントは、レビュワーの肌タイプとレビュー内容を確認することだ。脂性肌の人が乾燥肌の人に保湿力を絶賛されているものを使えば、悲劇が待っている。
各アイテムを、さっぱり、しっとりの軸でどの位置にいるのかだけは確認してから試してみよう。
ここからは具体論に入る。メンズの混合肌の体験が前提だが、できるかぎり汎用的にしようとはしている。

洗顔料の選び方

洗顔料の役目は、皮脂と汚れを落とすことだ。ネットで泡立てて、こすらないように泡で優しく洗おう。
自分にベストの皮脂の落ち具合を見つけて欲しくて、表面の脂のとれ具合と、毛穴に詰まった汚れのとれ具合の二軸で考えるのがポイントだ。

高いものと安いもの

洗顔料は、数百円ものから4000円くらいのものまで使った。基本的に安いものは、表面の脂がとれすぎてつっぱる代わりに毛穴もそこそこすっきりするか、皮脂を残しつつ毛穴の汚れも残してザラザラになるかだ。
一方高いものは、毛穴をすっきりさせつつ、程度は違えど表面の脂を程よく落としてくれる。泡をのせる時間でさっぱり具合は多少コントロールできるのだが、高いものはさっぱり系を長時間乗せてもつっぱらない。

使用方法によるコントロール

四季と朝晩での使い分けを考えよう。湿度の高い夏場、汚れのたまる夜は比較的さっぱり目のものを使い、乾燥する冬、ほぼ自分の皮脂で紫外線も浴びていない朝はしっとり目のものを使うといいだろう。
また毎日同じものを使う必要はなく、基本しっとりめのものを使い、週1で洗浄力強めのものでさっぱりするという方針もありだと思う。
また前述のように、泡を乗せる時間でも多少コントロール可能だ、特に安くて洗浄力が強いものを使う際は長時間乗せないよう気をつけよう。脂性肌だからといって皮脂をとりすぎ、さらに皮脂分泌を増やしてしまうケースは多いのだ。

個人的なおすすめ


資生堂 dプログラム コンディショニング ウォッシュ 150g
洗顔に使っている。しっとり目。とにかく洗い心地が優しくて、刺激ないですわって感じ。脂性肌だとこれだけを使い続けるのは物足りなそう


カバーマーク ミネラルウォッシュ 125g
洗顔に使っている。ややさっぱり。しっかり皮脂が落ちたなと感じるが、全くつっぱらない優秀な一品


ロゼット 洗顔パスタ 白泥リフト 120g
ド定番。ややさっぱり目な使い心地。安いわりには良いというレベルではある

化粧水の選び方

化粧水はベースの水分を補給する役目を持つ。しかし水分だけだと脂質のバリアがある肌には浸透せず肌が柔らかくならないので、脂質も多かれ少なかれ含んでいる。
化粧水は使用直後のモチっとした質感だけでなく、乳液と合わせて長時間たってもべたつかないバランスを見つけるのが大事。

高いものと安いもの

化粧水も数百〜4000円くらいのものを使った。化粧水は浸透度合い保湿成分量が変わる。高いものはすっと浸透してしっとりしつつベタつかない。浸透度合い関係なく、保湿成分というか、脂質が入っていると肌が柔らかくなる。
しかし、保湿成分が多いと最初さらっとしても結局ベタついたりするので難しいところだ。

使い方による保湿度合いの調節

単純に使用量を調節してもいいのだが、少なめにする場合はさっぱり目の化粧水にまぜて水分は十分に補充するのがおすすめ。その際ベースとなるさっぱり目の商品としては、ナチュリエのスキンコンディショナーを大プッシュしておく。

個人的なおすすめ


ナチュリエ スキンコンディショナー
超さっぱり。というかほぼ保湿力がないんじゃないかって感じでもっちりはしない。だが脂性肌には嬉しい存在。大容量で激安


dプログラム アクネケアローション (医薬部外品) 125ml
ややさっぱり。浸透してもちっとする。2プッシュを推奨しているが、個人的には1プッシュがべたつかず、モチっと感も得られてちょうどいい

乳液の選び方

乳液は補った水分の上から蓋をして、乾燥を防ぐ役目を担う。化粧水とのバランスが求められる。脂性肌、混合肌の人にとっては、乾燥は防ぎたいがベタつきの原因となってしまうという板挟みを生みやすい鬼門。乾燥しない、しかし表面はさらっとするバランスを見つけよう。

高いものと安いもの

乳液は最近使い始めたのでサンプルが多くない。数百~3500円くらいのものを使った。安いものは、異物感が結構ある気がして、角栓ができやすかった。値段がそこそこするものは、しっかり保湿しつつも肌になじむ感がある。
細かい成分を語るのは好きじゃないのだが、脂性肌や混合肌の人に1つ進めたいのがセラミドだ。高濃度で配合しているものは、合う合わないはあれど、総じて脂っぽくならないわりに保湿できる印象を受けた。値段は張るけど。

使い方による保湿度合いの調節

これも単純に量を調節すると良い。極端な例だが、僕は10円玉サイズが標準の使用量のものを、夏は米粒一粒、冬は二粒というレベル感で使っている。またその程度の量だとさすがに伸び難いので、化粧水を混ぜて伸ばして馴染ませている。

個人的なおすすめ

※権利関係問題なさそうな画像なしでした
トゥベール セラミドミルク
さっぱり目の乳液。僕は昔から皮脂分泌が多くすぐニキビができるので、乳液はほとんど使わず冬は粉をふいていた。しかし米粒程度の量の使用で、冬はもちろん、夏場でも乳液を使えるようになった個人的にエポックメイキングな一品

冬ルーティー

ということで最後に現在の僕の冬ルーティーンをまとめる。

ちなみにおすすめであげたのは、男が使う化粧品としては決して安くない。ただ化粧水&乳液は少量ずつしか使わないので見かけほどお金かかりません。洗顔料3ヶ月に1個、化粧水、乳液半年に1個って感じ。
合うものを見つけるまでが大変なので、あればサンプルなど駆使して頑張りましょう。以上何かの参考になれば幸いです!